2026/02/15

複製の基本操作と動作

今回は複製(レプリカ)の基本的な操作と挙動についてまとめます。


複製の作成

ワークスペースで複製したい DB のアイコンをクリックし、[ファイル]-[複製]-[複製の作成]を選択します。表示された画面で、新しく作成する複製先のサーバとファイルパスを指定します。

複製先のサーバは、サーバだけでなくクライアント(Local)も指定できます。

ファイルパスは複製元と同じにする必要はなく、変更することが可能です。これは、ファイルパスではなくレプリカ ID を使用して複製を実行する仕様だからです。ただし、レプリカ ID は目で見て DB を判別するのが難しいため、特に理由がない限り、同じパス/ファイル名にしておくことをおすすめします。

複製の作成が開始されると「複製と同期」という画面が開き、作業の進捗が表示されます。


レプリケータ

この「複製と同期」の画面のことをレプリケータと呼ぶことがあります。この画面は Notes クライアントとサーバ間の複製操作に特化した画面です。[複製の開始]ボタンをクリックすると、チェックが付いているすべての複製を一度に実行することが可能です。

複製が終了すると「複製結果」欄に詳細が表示されるので、全体の結果を簡単に確認できます。

また、各エントリを右クリックして[選択したアプリケーションの複製]を選択することで、個別に複製を実行することも可能です。

多数のアプリケーションをローカルに複製して持ち歩き、まとめて更新するような運用では、非常に便利な画面です。


手動複製の操作(クライアント)

ワークスペースで複製したい DB のアイコンを右クリックし、[複製]-[複製]から「オプションの複製」を選択すると、どのサーバと複製するのかを指定する画面が表示されます。ここで指定したサーバとの間で複製が実行されます。

複製が終了すると、文書の追加 / 更新 / 削除など実行結果が詳細に表示されます。

個別に複製を実行したい場合や、特定のサーバとの間で手動で複製を行いたいときに使用する操作です。


差分の反映と削除スタブ

複製の動作において、複製元に文書がなく複製先にのみ存在する場合、文書は追加されます。複製先の文書が更新されていた場合は、文書が更新されます。ここまでの動作は想像しやすいでしょう。

では、複製元に存在する文書が、複製先で削除されていた場合を考えてみます。もし文書が完全に削除されていたとすると、「複製元で文書が追加された」と誤って判定されてしまいます。

この問題を回避するため、Notes では文書を削除した場合でも、完全に消すのではなく「削除された文書」として DB 内に情報を残します。これを「削除スタブ」と呼びます。

複製先で削除スタブとなっていた場合、文書は削除されたものと判断され、複製元の文書も削除される、という動作になります。


レプリカスタブ

複製の作成画面には「すぐに複製する」というオプションがあります。このチェックを外して複製を作成すると、ワークスペース上にはアイコンが作成されますが、プロパティを開こうとすると「初期化中です」というメッセージが表示され、開くことができません。

これは、複製の器(NSF ファイル)だけが作成された状態で、文書はもちろん、設計要素もまだ反映されていない状態です。このような状態を「レプリカスタブ」と呼びます。次回、複製が実行されることで、必要な文書や設計要素が反映され、通常のアプリケーションとして使用できるようになります。

特にサーバ間で複製を作成した際などに、この状態に出くわすことがあります。Notes のデータベース(NSF)には、このような「中身のないレプリカ」が存在し得る、ということを覚えておくとよいでしょう。


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