Web アプリ素人が Domino 12.0.2 の新機能である Domino REST API(Project KEEP)を怖いもの見たさで触ってみた体験レポートの #2 です。
前回は、インストールを行いましたので、引き続きチュートリアルを進めましょう。基本的には、チュートリアルの流れに沿って進めて、理解を進めてもらえればよいかと思います。
ここでは、各セクションで自分が少し戸惑った点などをまとめます。皆さんの評価の参考にしていただければ幸いです。
テスト用のツールのインストール
Domino REST API に限らず、外部の Web サービスをテストする際にの活用する一般的なツールですので、すでに、インストール済みかもしれませんね。
入ってなければインストールしましょう。
Domino REST API の管理画面での操作
デモアプリのインストールと管理画面を開くまでの内容です。
まず、デモアプリの入手方法をチュートリアル内に発見できませんでした。いろいろ調べていると、英語版のチュートリアル内に発見しました。リンクをクリックすると、Resources というリンクがあるのでこの中に、demo.nsf のダウンロードリンクがあります。
続いて、デモアプリのインストールです。チュートリアルでは、Docker 版で記述しています。今回の環境は、Windows であったこともあり、ダウンロードした domo.nsf をノーツの機能のでサーバにコピーし、配置するだけのノーツ屋的対応をしましたが、特に問題はありませんでした。これなら事前に設計の署名もできますしね...
curl もしくは postman で REST API の操作
チュートリアルに沿って進めていると、うまくいかない点に出くわしました。「データベースの一覧の取得」がうなく動かないのです。
HCL テクニカルサポートの方にお世話になり、すぐに解決しました。原因は、このチュートリアルは Domino REST API の Early Access 版をベースにしており、v1.0.5 とは、エンドポイントが変更されているのが原因でした。
なお、この点に関しては、現在はすでに修正済みです。迅速な対応ありがとうございます。
ちなみに、仕様変更については、以下にまとめられておりますので、必要に応じて参照してください。
HCL Domino REST API Documentation - What's New
こんな理由から別の評価に進んだので、「データベースの一覧の取得」がうまくいったことを確認して、このセクションはここで中断しました。
Swagger UI で操作する
チュートリアルに記載がある通り『Swagger UI は、API に関するドキュメントを確認しながら、動作を確認することができる UI 』です。
さらっと書いてあるので、はじめ何のことかよくわからなかったのですが、操作してみて驚きました。
ここには、API に関するドキュメントが一元管理されており、API コール時のパラメータや送信する Request Body(JSON)の説明やサンプルが表示されます。
これだけだとただのヘルプなのですが、Swagger UI では、表示されているパラメータやサンプルを修正でき、その場でコール、その結果を表示してくます。
これまで、Domino Designer ヘルプや Microsoft Learn ぐらいしか見てこなかったので、ドキュメントとテストツールが一体となって、インタラクティブに仕様の確認がことに驚き、効率的に理解できることに感動しました!
チュートリアルでそれを体験できるので是非お試しください。
ところで、Swagger UI とは、Domino REST API の専用ツールではなく、OpenAPI Specificatioinに従って記述された一般的なツールなんですね。WEB アプリの世界は進んでいますね...
OData の操作
最後のセクションが OData に関してです。Domino REST API 経由で Notes データを Export できる機能のようでなかなか便利そうです。
こちらは、少し独立した機能に見えるので、別の機会に評価したいと思います。
最後に
以上で、Domino REST API のチュートリアルのレポートは終了します。
次回からは、この経験を利用して、自作アプリを追加って REST API を体験したレポートを掲載します。
| 前回 | Project KEEP 体験 | 次回 |
0 件のコメント:
コメントを投稿