ログ出力ができるようになったので、ログを見やすく表示するビューが必要ですね。
使用するフィールド
ビューの作成で利用できるフィールドをまとめます。
項目 | フィールド名 | 種類 | 補足 / 式 |
開始時刻 | LogStartTime | 日付/時刻 | |
DB 名 | DBTitle | テキスト | |
タイトル | Title | テキスト | 処理の名前、または、エージェント名 |
エラーフラグ | IsError | テキスト | 1 = エラーあり |
エラー | LogError | テキスト | 最後のエラーメッセージ |
実行サマリー | LogSummary | テキスト | 最後のサマリーメッセージ |
実行ユーザ名 | UserName | 名前 |
エラーと実行サマリは出力関数をコールするたびに上書きしますので ”最後” に出力されたメッセージとなります。
ビューの作成
サンプルとして最初に掲載した画像のビューを作成します。年/月/日でカテゴライズして、日付順に表示します。
ビューの各列と設定をまとめました。列名に ( ) が付いているのは非表示列です。また、設定の ↓ は降順、▼ はカテゴリ列を表します。
列 | 列名 | 設定 | 補足 / 式 |
1 | (背景色) |
@If( IsError = ""; (-1):(-1):(-1):(-1):(-1):(-1); 255:255:240:(-1):(-1):(-1) ) |
|
2 | (年) | ↓ | @Year(LogStartTime) |
3 | ↓▼ | @Text(@Year(LogStartTime)) + " 年" | |
4 | (月) | ↓ | @Month(LogStartTime) |
5 | ↓▼ | @Month(LogStartTime) | |
6 | (日) | ↓ | @Day(LogStartTime) |
7 | ↓▼ | @Text(@Day(LogStartTime)) + " 日" | |
8 | 開始 | ↓ | LogStartTime |
9 | DB名 | DBTitle | |
10 | タイトル | Title | |
11 | (背景色&文字色) |
@If( IsError = ""; (-1):(-1):(-1):(-1):(-1):(-1); 255:255:240:255:0:0 ) |
|
12 | エラー / サマリ |
@If( IsError = ""; LogSummary; LogError ) |
エラーのログは目立つように背景を黄色、エラーメッセージを赤で表示します。列番号 1 と 11 でコントロールしています。この設定方法については『ビューで条件に応じて色を設定する方法』を参照してください。
今回はサンプルとして、ログを日付順に表示するビューを作成しました。実際に利用する際には、DB 別、ユーザ別、エラーのみのビューなどがあると便利です。必要に応じて作成しましょう。
次回予告
基本的な機能が完成したので、今後はログ出力であったらいいな的な機能を順に追加していきます。次回は、処理時間を測定する機能を追加します。スクリプト全体の処理時間だけでなく、ログ出力間の処理時間が閾値を越えると表示機能も作ります。
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