前回は接続ユーザのアクセスレベルや文書削除権限などのオプション設定を取得する関数 @UserAccess を紹介しました。今回は同じく ACL 設定からロールを取得する @UserRoles を紹介します。
機能と構文
@UserRoles は、現在のユーザが持つロールを取得することができます。構文次の通りなのですが、引数がありませんので、構文というほどのものではありませんね...
@UserRoles |
戻り値は文字列リストで、現在のユーザが持つロールが列挙されます。また、戻り値内のロール名は [ ](角括弧)で囲まれた文字列となります。
利用例
ロールの利用例として一般的なのは、アクションボタンの非表示だと思います。上記 ACL 設定を例にすると、[Approver] ロールを持ったユーザのみ[承認]ボタンを表示するというものです。具体的には次のように記述します。
!( @IsMember("[Approver]"; @UserRoles) ) |
@UserRole の戻り値はリスト値となるので、それを前提とした式の記述が必要です。上記式では @IsMember を利用してリスト値内に存在するかを確認しています。
アクションボタンの非表示やリスト値の演算に関しては以下の記事も参考にしてください。
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