テンプレートからアプリケーションに対して設計を反映する機能(操作)の最終回です。今回は『設計の置換』を紹介します。
設計の置き換えの操作
アプリケーションアイコンの右クリックメニューから [アプリケーション] - [再設計] を選択します。
続いて、テンプレートを選択する画面が表示されますので、サーバとテンプレートを選択します。
【置換】ボタンをクリックすると、アプリケーションの設計が選択したテンプレートに置き換わります。実行が終了すると、アイコンが更新されました。処理内容はステータスバーに表示されますので、通知(鈴のアイコン)から詳細が確認できます。
アプリケーションを開くとフォームやビューなど設計が選択したテンプレートに置き換えられたことが確認できます。
設計の置き換えの機能
設計が置き換えられるのは前述の通りですが、その結果を確認しましょう。
プロパティを開きテンプレートを確認すると引き継ぐテンプレート名が変更されています。設計の置換では、テンプレートから設計を反映するだけでなく、引き継ぐテンプレートの設定まで行ってくれるのが特徴です。以降は、再設計や Design タスクで設計が反映できるということですね。
テンプレートを引き継いで設計
新規アプリケーション作成時や設計の置き換え画面には『テンプレートを引き継いで設計』というチェックボックスが存在します。
このチェックを外した場合は、アプリケーションのプロパティからテンプレートの設定が解除されます。再設計や Design タスクで移行設計を更新したくない場合に使用できますね。
もちろん、アプリケーションのプロパティから上記設定を手動で削除するだけでもテンプレートとの関係は解除できます。
設計の置き換えと引継ぎ
設計の置き換えはテンプレートの設計に入れ替える機能でした。この機能は、一般的にはアプリケーションのバージョンアップの場合に利用します。
例えば次のような手順です。
- 運用中のアプリをローカルなどにコピーする
- デザイナーで設計を変更する
- テンプレートを作る(設計を ntf としてコピー)
- 運用中のアプリの設計を置き換える
設計の置換後もテンプレートから設計を反映したい場合は、テンプレートの配置とテンプレート名の設定を別途行い、Design タスクに任せることになります。
設計の置き換えと設計の引継ぎは別機能として考えるとわかりやすいと思います。
ところで、最初の事例のように、全く違う設計に変更することもできます。ただ、文書はそのままなので、機能と文書が合致せずアプリとしては成立しなくなります。”設計の置換” 操作としては正しい動作なのでエラーは発生しません。
『見たことのない画面になってる!』と突然ユーザから言われる。長年ノーツ担当すると何度かは経験する『ノーツあるある』です...
ご注意ください。
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