本日、Notes/Domino 14.5 がリリースされ、先ほどまでリリースのウェビナーが配信されていました。14.5 の新機能についてはこれから検証して少しずつまとめたいと思います。
ところで、Notes/Domino 11.0.x のサポート終了が近いこともあり、各所でバージョンアップが行われています。新バージョンがリリースされたこともあり、この流れはしばらく続くと思います。
このような状況で、複数の環境をサポートしていると nsf ファイルのやり取りが発生し、ODS を意識する機会が多くあります。しかも、先日 ODS を間違え、現場で開けないというミスを起こしたことがあります。今回は、今後そのようなことがないようにするための戒めと手順の整理のための記事となります。
前回、突然 ODS の話を始めたのは、この記事の情報を記録しておきたかったためなんです...
ODS の強制
データベースを他のユーザにファイルとして渡す場合、相手の Notes クライアントが対応している ODS にしておかないと、開くことができません。
以下は前回紹介した Notes 14 でコピーした ODS 55 の nsf を Notes 9 で開いた場合のエラーです。
これに対応する機能が、ODS の強制です。Notes クライアントでデータベースをコピーするとき、拡張子を指定すると特定の ODS にすることができます。例えば、Notes 14 を使用しても .ns9 と指定してコピーすると ODS は 52 となります。
各 ODS と指定すべき拡張子の関係は次の通りです。
ODS | 拡張子 |
55 | NS12 |
53 | NS10 |
52 | NS9 |
51 | N85 |
48 | NS8 |
43 | NS7, NS6 |
そのままだと、ノーツデータベースとして OS が認識しません。また、ノーツクライアントのアプリケーションを開くダイアログにも表示されません。
コピーした後に、エクスプローラなどで拡張子を nsf に戻しておきましょう。
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